孤独な自覚姫

長い廊下の突き当たり、


一際威厳を放つ黒いドアがあった。



「ここが幹部室だよ~!!


奈織ちゃんに紹介したい人たちがいるところ!!」



がちゃ、



なんも躊躇いなく開けたドアの先には、



ソファに座る4人の男たちがいた。



「やほ~来たよぉ~!!


紫穂ちん、こーりんっ!!」



…馬鹿だ、こいつ馬鹿だ。


「しーちゃんは相変わらずバカっぽいねぇ…ってえ?!えぇぇーっ!?」



「総次…うるせぇ…紫穂…後ろ」




「うんっ、みんなに紹介したくて連れてきたの!!」