おそらく2階建ての“そこ”


一番最初に目を入ったのは、そのただっぴろい場所で各々に過ごしている十数人のカラフルな物体…


ていうか、人?



「「「ちわーすっ、紫穂さん!!」」」



…わー、揃ってるー、すごーい。


「ちわーっ」



「その女誰っすか?」


スキンヘッドが気のせいじゃなければガンつけてるんだけど。



…“その女”いい根性してんね。



捻りつぶしてあげようか…?


って!!落ち着け、奈織!!



「もぉ~!!そんなこと言わないのっ!!


この子は神城奈織ちゃん!!同じクラスの子で、あっくんたちに紹介しよぉーと思って!!


あっくんたちは??上?」


「はいっす」


「ありがとぉ~!!行こ~奈織ちゃん!!