「さぁ~、行くぞぉ~!!


はい、これメット被ってね!!


後ろ乗って、乗って~!!」



…捕まらないことを祈ろう。



「…おじゃまします」


「…奈織ちゃん、乗り方うまいね~!!


乗ってたことあるの??」



「…いえ、乗馬に少し似ているので。」


「へぇ~!!奈織ちゃん馬に乗れるんだ!!



すごいね!!まぁ、行っくよぉ~!!


出発進行~っ!!!」




ブルンブルンッと低い音を出して黒いメットの下にピンクを靡かせた女とともにバイクは急発進した。