ピンポーン 


寮に戻ってから10分ぐらいした時にインターフォンが鳴った。


…本当に来たんだ。



ていうか、来るの早すぎるし。


…常識くらい弁えてくれないかな。



「いらっしゃい、紫穂さん」



笑顔でドアをあけピンクを出迎えた。



「えへへへっ来ちゃいました」


…見りゃぁわかるっつーの。



「自由に座ってて下さい」


「おじゃましまぁーす」



「紅茶でいいかしら?」



「あっ、うん。お願い~」






「はい、どうぞ」


そう言って2人分のケーキと紅茶をテーブルに置いて私もソファに腰かけた。