がらがらがらっ


ドアが開く音に前を向けば、若い男の人が入ってきてるとこだった。



「「「「っきゃぁ!!」」」」


「こらー、席着け~」



女子の悲鳴…歓喜の声をもろともせずそう言い切った、たぶん担任である先生。


まぁ、慣れてるんだと思う。


それなりにイケメンだと思うし。


ていうか、助かった。本当に。



みんながたがたがたっと席に着いた。


…恐るべし、イケメンパワー??



「よーし、俺は滝本啓太なー。


年は23!!彼女なしっ、誰か綺麗なおねーさんがいる家庭は紹介してくれ~」


「はいはーいっ!!ここに超美少女がいまーす!」


そう言って手を挙げたのは、確か…永山夏奈…??



「いや、俺がお前等に手ぇ出したら犯罪だから」


その前に美少女じゃないでしょ…。


鏡見ろっての。