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「うわっ、あれって新入生代表の子だよな!?


近くで見るとますます綺麗じゃねぇ?」



「確かに、お近づきになりてぇ!!」



ひそひそ聞こえる私に対する声。



好奇心、羨望、嫉妬…。



いろんな視線が私に向いているのを感じる。



…馬鹿馬鹿しい。



「ねぇっ、」


目の前にいきなり現れたピンク色に思わずびっくりする。



「…ピンク?」



思わず呟いてしまった言葉に“それ”は激しく反応して、



「うんっ、そぉなの!!かわいいでしょー、この色!!」