『…わかった、じゃぁ頼んだよ~。』



うん、とだけ返事をして私は電源を落とした。




仕事中に音が鳴ったら、集中が続かないから。



さっき耀の昼食を食べたばっかりだから、



時間はまだまだあるはず。




…とりあえず終わらせるか。




パソコンを取り出して、作りかけの資料の打ち込みを始めた。










―――――・―――――・―――――



ふー…とりあえず終わった…。




一息ついたところにめちゃくちゃタイミングよくがちゃ、と誰かが入ってきた。



「終わった…みたいだな」




背もたれによっかかって背伸びをしている私を見て慎哉が苦笑を洩らした。