孤独な自覚姫


「…いただきます。」




…………やっぱり人は見かけで判断しちゃダメみたい。




失礼だけど、今暁が手を合わせたの見てびっくりしたよ…。






「ほらほら~…



姫様もーー!!俺の愛の手料理食べてみて~。」





…キモいんだけど。




「…ちっ、………いただきます」





小さな声で呟いて、どこから持ち出したのか…





フォークを手にした。






…いや、本当にどこにあったの、これ。