「じゃーねッ!!」


後ろにいる人たちに一言声をかけて紫穂は私の手を引っ張った。



「ばいばーいっ」


手を引っ張られながら、



後ろを向いて手を振ればさっきいた半分くらいの人たちが手を振り返してくれた。



あれ?


「さっきより人数減ってない?」



「あー、結構私たちと同じ高校の人いるんだよ~!!



ちなみに今残っている子たちはみーんな他校!!


高校卒業時と同時に私たちは引退するからね~


高校生より上の世代の子はいないよ。」



…うそでしょー。



同世代だったんだ。