ピピピピピピピ……
「 !!」
ガバッと起き上がると、まだ一紗は半寝状態でウトウトしていた。
急いで目覚ましを止め、ベッドから起き上がった。
いつものわたしのお弁当箱と一紗のおっきいお弁当箱を引っ張り出し、お米を洗い始めた。
「やっばいやばい!寝坊したッ!」
それからしばらくして寝室から飛び出してきた一紗は、私を見るなり目を真ん丸にした。
「頭、すごいことになってるよ?」
「……どしたの、紗弥さん」
「ご飯もうできるからね」
すごく簡単に作っちゃったけど。
「……顔、洗ってくる」
この間作ってくれたものもメニューはほぼ同じ。
タコさんウインナーや、ケチャップご飯の上の卵焼き。
一紗みたいに上手く出来なくてタコさんは足が短かったり足りなかったりするし、卵焼きはもはやスクランブルエッグ。
でも、食べてくれることを信じて。
「え、紗弥さんお弁当作ってくれたの?」
「うん、下手くそだけど」
洗面所から出てきた一紗がお弁当箱を覗く。
「これ、余ったおかず」
「食べていい?」
「ドウゾ」

