「紗弥さん、行こ」
会社の後輩の一紗。
3つ年下で社内1位、2位を争うイケメンの一紗に告白されたときはびっくりしたし、信じられなかった。
え?と何度聞き返しても、一紗は何度も「好きだ」と言ってくれた。
今日行くところは海の近くのショッピングモール。
そのために一紗は家まで迎えに来てくれた。
「車でいい?」
「うん、ありがとう」
一紗がテレビを消している間に、冷蔵庫からスポーツドリンクを2本取りだし、バッグにいれる。
「よし。行こっか」
私があげたキーケースをジャランと鳴らして片手に取り、振り返る。
「うん」

