お湯を張った湯船に入って足腰をバキバキ鳴らす。
なんか最近、ほんとにわたしの生活カオスだよ。
「紗弥さーん、入浴剤いるー?」
脱衣所から一紗の声。
「いらなーい」
「効能はー、一人で寂しいお風呂じゃなくなりますー」
はぁ?
「ほかにはー背中流しますー!頭も洗うー!なんでもしますーっ」
………………
「いらないから、ほんと」
「……そう言わずに」
「もー!あっち行ってよ!」
「………………寂しくて泣いちゃうよ?」
勝手に泣け。
「…………紗弥さん、早く出てきてよー」
シカトだ、シカト。
「ねー紗弥さーん」
「紗弥さーん、お風呂で寝ると溺れちゃうよ?」
「紗弥さーーーーーん」
ああぁぁぁあ!
「うるっっっさいなぁ!」
「あ、紗弥さんもう出る?俺ここでバスタオル広げて待ってようか?」
「もう少ししたら出るから!リビングで待ってて!」
「わーい!待ってるねー」
はっ……
しまった。
長風呂が好きなのに、なんでもう少ししたら出るとか言っちゃってんの。
もういいや、出ちゃお。
なんだか最近振り回されてばっかりだ。

