一紗と、可愛い女の子。
えーっと、営業部の……
まぁいいや。
向こうから歩いてきた二人を、気づかないフリでやり過ごそうと考えた。
「おー、てめぇ奈良原」
!?
隣でフラフラの橘が、突然一紗に近づいた。
なんで絡んでいくの !?
気づかないフリしようと思ったのに!
「あ……?橘さん」
頭がガンガンするのか、顔面蒼白の一紗が橘に気づき、そのままわたしに目を向けた。
「二人で飲み会ですか?……仲良いですね」
「はぁ?そりゃこっちのセリフだよ」
わあああ……
一紗の隣の子もこの一触即発の事態にアワアワしている。
「つーかてめぇ、宮内と別れたんだってな?」
「ちょっ…!」
せめて本人がいないところでやってよ!
「……なんで別れたんだよ?………イヤ、なんで宮内のこと振るんだよ?」
わーーーー!

