「てゆーか、その金髪の男ってさー、松本亜弥じゃないの?
・・・ほら、あいつ」
さくちゃんが指さしたほうを見ると校庭に女子の大軍がぁっ!
「さ、さくちゃん・・・その人はこ、個体だよ?
しかも男だし・・・間違いじゃない・・・?」
そしたら、さくちゃんは心底呆れたような顔をした。
「はぁ・・・あんたバカ・・・あのね、あの中心に男がいんの。
確かにアヤって男っぽくない名前だけど・・・」
さくちゃんは、机にきれいな字で「亜弥」と書いた。
「あー!なるほど!・・・よく見てみるよ・・・」
んーー・・・
あたしは精いっぱい目を細めた。

