片道2時間。





「…あっち帰っても、この言葉忘れないで頑張ります」



「えっと、頑張ってください」




…二人して恥ずかしさでうつむく。





「あ、もう新幹線来ちゃう」




「うそ、もうそんな時間?早かったな」




「来月来れそうになったらまた連絡して。

…もちろんそれ以外でも俺の携帯鳴らしてほしいけど」





ちょっと拗ねたようにいう前澤。




…今から、またさみしい日々の再開。




でも、私も頑張るね。