片道2時間。





登下校は、途中で偶然ばったりあった時だけ一緒に歩いた。




そのときは絶対車道側を歩いてくれて、右肩によく前澤の体があたっていた。




その痛みは心地よくて。




それは前澤も分かっていることだから、ぶつかったくらいでいちいち謝らない。



むしろ、それが嬉しい。