片道2時間。






「あー、前澤ー!」




近所の飲食店に前澤を連れて行くと、みんなが笑いながら迎えた。




「わーみんな!」



さっきよりももっと顔が輝いた前澤は、女子かって思うほどにみんなに飛びついた。




そんな姿に女の子たちが騒ぐ。




「小夏こわーい」




「由佳…」




「でもよかったね、安心安心」




うん、本当に安心。




顔を見れて、あんなにはしゃいでる姿見たら、自然に頬が緩んでしまう。