片道2時間。







「伊織くんは渡さない」





強い瞳で告げられた言葉。





でも、もう分かってる。




彼女の瞳に涙がたまっていること。






「…なんて」






彼女が優しく目尻を下げた瞬間、涙が一つ零れ落ちた。