片道2時間。






…どれくらい、そうしていただろう。






前澤は私よりも、強く強く力を入れて抱きしめてくれている。




まるで、一つになるかのように。






「……は」





白い息を吐いたともに、離れる体。




冷たい空気にあたり、一気に寒く感じる。