片道2時間。






西野くんは、少し驚いた顔をして。





「そっか」





一言深く、呟いた。






「前澤の事信じきれてないし、こんなこと言う資格ないのかもしれない。



……でも好きだよ、きっと何があっても変わらない」






もし、もう前澤が私の事を嫌いになってても。




面倒くさいと思ってても。







好きだ、って。



真正面から言いたい。