かすれた声で有紗は言う。 「伊織くんは私のこと忘れていたかもしれないけど、私はずっと覚えてた。 伊織くんのことしか好きになれなかった」 …その言葉を聞いて、胸がぎゅっと切なくなる。 俺は忘れていたんだ、有紗のことを。 有紗はずっと思い続けてくれていたのに。 「私の初恋なの。大好きな人なのに…」