「そうだな、そのために大学へ行くんだ」 桜を風景に、西野くんがほほ笑む。 あれ、今怖いなんて思わなかった。 むしろ、優しい笑顔。 「なんだよ」 「いや、笑顔が柔らかくなったなあって」 「バカじゃねえの」 ぺしっと頭をたたかれる。 その行動とはうらはらに、西野くんは嬉しそうに笑っていた。