「ほらよ」 「わ、ココア」 二人で公園のベンチに並んで座る。 西野くんが奢ってくれたココアをちまちま飲んでたら、その温かさに涙が止まらなくなった。 「…別れてきたんだな」 「うん…」 「…頑張ったな」 大好きな人との別れ。 それにはちゃんと、わけがあった。