片道2時間。





「……じゃあ、こっち向けよ」





「なんで」





「顔見せて」





「いやだよ」





見せられないよ、もう涙でぐしゃぐしゃだから。






「こっち見ろって!」





駅のホームに前澤の声が響いた。




それはとても怖くて、私はビクッと肩を震わせる。