片道2時間。












花火の音よりも大きく聞こえる自分の心臓。







……今か今かと待ち続けても、はじめての感触はこない。








(あれ?)





こっそり目を開くと、前澤の顔が目の前にあった。






(わっ…!)





その顔は真っ赤で、かすかに瞳が潤んでいる。






「ま、前澤…」




「……ごめ、」