片道2時間。









「きれー…」



「だね…」






空には大きな打ち上げ花火が咲いている。



二人で人が少ない場所を探し、ぎゅっと手を繋いだまま座った。




ふと横を見ると、ずっと上を見つめている前澤。



その横顔が、花火に照らされて凄く綺麗だと思った。



男子に綺麗っていうのはおかしいと思うけど、今はそれ以外に言葉が見つからない。





前澤の瞳の中に、花火が映っていた。







「そんなに見つめられると、恥ずかしい、な」





「わ、ごめん」






恥ずかしそうに、私の方を見た前澤。




そして、その距離が意外と近かったことを知る。