ハンドメイド マーメイドのレビュー一覧
5.0
一瞬、吸い寄せされそうになった。
手を伸ばしたくなった。
「俺そういうの好きですよ」
日差しの強い昼下がりのこと。
それは、ふたりだけの、小さな秘密。
▽
夏特有の白くて強い光に反射したプールの水面が、ゆらゆらと揺らめいている様子が思い浮かんできました。
きっと主人公は水と会話をするようにゆったりと泳いでいて、後輩たちにはその優雅さがまるで人魚のように見えるのだろうと思います。
水中で煌めく泡のような素敵なお話でした。
そしてタイトルも本当に本当に好きです……!
ありがとうございました!
この短編の中に凝縮された【魚】story 呼吸をする事に意識を奪われる事なく 水中に求める至福の一時を。 身体に感じるはずの水の抵抗すらも きっと主人公にとっては無くてはならない物で。 後輩の彼とプール底で見付けた、それ。 綺麗な綺麗なそれに、望む物は 水に還りたい衝動と幸せなのかもしれない… *-*-* 短編なので、多くは語りません。 表現の豊かさ故、作品にどっぷりと浸れる事でしょう。 ぜひ、御一読下さいませ。
この短編の中に凝縮された【魚】story
呼吸をする事に意識を奪われる事なく
水中に求める至福の一時を。
身体に感じるはずの水の抵抗すらも
きっと主人公にとっては無くてはならない物で。
後輩の彼とプール底で見付けた、それ。
綺麗な綺麗なそれに、望む物は
水に還りたい衝動と幸せなのかもしれない…
*-*-*
短編なので、多くは語りません。
表現の豊かさ故、作品にどっぷりと浸れる事でしょう。
ぜひ、御一読下さいませ。
先輩と後輩の触れ合い。
繊細でみずみずしい感覚を感じさせる作品です。
爽やかさと独特な感覚を感じさせてくれる作品です。
読んで確かめて下さい。
ありふれた日常のようで、ちょっぴり非日常な夏休みの学校のプール。
偶然出会ったそこで、水泳部の女の子と後輩くんが、不思議なモノを見つけた。
「人魚姫とか、ぴったりですよね。こんなきれいな鱗だったら」
水の底で見つけたのは、なんだか不思議なキラキラしたモノ。
人魚の鱗かな、なんて。そんな夢いっぱいの考えも、キラキラなこの世代ならでは。
この日ふたりが見つけたのは、きっと人魚の鱗だけじゃない。もっと尊くて、曖昧で。それだけで明日が輝いて見えちゃうような、淡い気持ちの種。
「これも、俺たちだけの秘密ですね」
呼吸を忘れて
言葉も忘れて
少しだけ新しくなった世界に、彼らは飛び込んでいく。
―――――
作者さんの瑞々しい文章の中で描かれる、ある昼下がりの秘密。
夏の終わりに、ぜひ*