「………ん…」
カーテンの隙間から差す光に眩しさを覚え、
重い瞼を持ち上げると
そこには見慣れない天井と…
「おう、目覚めたか」
…洋がいた。
「……あれ、ここどこ?」
「お前、覚えてねぇの?
ホームルームん時に倒れて、俺が保健室まで運んであげたの」
自慢げな顔をして話すコイツ。
どうせ「俺、偉いだろ!」的な事考えてるんだろうなぁ……。
「偉いだろー。感謝しろよな」
…あれ、当たっちゃったよ。
「…別に、頼んでないっつーの。」
素直に感謝しとけばいいのに…
アタシもアタシだな……。
「…ちょっとアンタ、なにしてんのよ」
「んー?熱はかってんの」