夢とそんな他愛ない話をしながら、教室までの道のりを歩く。
「ねぇねぇ、洋介くぅーん」
「今日こそは遊ぼうよ〜」
あーあ、またか……。
教室に近づくたびにだんだん大きくなるその声に、イライラし出す。
「また今日も絡まれてるねー。
菜央の幼なじみくん」
「…別に、興味ないし。」
「そんなにカリカリしないのー」
教室の中に入ると、また一段と大きく聞こえるキンキン声。
はぁ……、頭痛い。
重い足を引きずるようにして、自分の席に着いた。
「………っ!?」
ちらっと洋を見ると、目が合って、慌ててそらす。
やば…っ、変に思われたかな……。
ってか何でこっち見てんのよアイツ……。
変に意識してるのがバレないように、アタシは机に突っ伏した。

