別にアイツがいないから寂しいとかじゃなくて、


ただ一人で食卓についてる事を変に思っただけ…。



断じて寂しいとかじゃないからね!!




…何か一人だとこういうの多くて困るな……。



とりあえず、朝ごはんを食べ終えたアタシは


部屋に戻って制服に着替え、洗面所で髪の毛をセットして軽くメイクをし、


学校に行く準備をした。



毎朝やってる過程なのに、なぜか時間が長く感じた。




「いってきまーす……あ、」




誰もいないんだから、これ言う必要ないじゃん。


つい、いつものくせで……。



何か今日のアタシ、ボーッとし過ぎてる気がするなぁ…。



そんな事を考えながら玄関の扉をパタンと閉じた。




ふと隣の家を見上げる。


……洋の家だ。