ーーー…
目が覚めると隣に洋はいなくて、
アタシは眠い目をこすりながら、いつもよりも重く感じる頭を起こす。
「…だっる……。」
考え事しててあんま寝れなかったからかなぁ?
と、あまり深くは考えず、一階に降りた。
「…え、なんで……」
朝ごはんを食べようと、ダイニングに入ると
ダイニングテーブルの上に、
食パンとスクランブルエッグが置かれているのが目に入った。
まさかアイツが……?
小さな事なのに、なぜか胸がキュンっとときめく。
…まぁ、せっかく作ってくれたんだから、食べてやるか……。
と、上から目線な事を考えつつ食パンを一口かじる。
それにしても静かだなぁ……。