「菜央、こっち向いて?」
「…何でよ…、嫌だし。」
「…なぁ、菜央」
「…もう、何よ…」
「好き」
「はぁ!?」
その言葉に反応して、つい体をぐりんっと反転させてしまう。
洋と向かい合わせになる。
目の前には整った顔。
自分でも顔が熱くなるのがわかる。
…部屋、暗くてよかった…。
「やーっとこっち向いたな」
そう言ってニヤリと笑う洋。
…アレ、もしかしなくてもハメられた…??
「…からかうだけなら呼ばないでよね。
おやすみ。」
「まぁまぁ、そんな事言わずにちょっとぐらい話そ…ぅ……」
アタシの首筋を見つめたまま、固まる洋。
な、なに……!?

