最後の夏 ~十年の想い~



かぁーっと顔が熱くなっていく。


「あ、ご、ごめん!!やっぱ何でもない、デス……」


こういう時こそ、逃げるのが一番!!


みんなの呆気にとられた顔から逃れるようにし
て、急いでその場を立ち去ろうとすると


「おい、なんで逃げんだよ。」


怒ったような声にギクリ、と体を強ばらせる。


なんていうか……怖いですよ?!


恐る恐る後ろを振り返ると、最高潮に機嫌が悪
そうな顔をして、ユイトがこちらを見ていた。


ひぃぃ………っっ


「ご、ごめんなさいっ!!もう、声かけないから!はいっっ!」