最後の夏 ~十年の想い~



「……なに?」


若干、素っ気なく感じられる返事に、少しだけ
怯んだ。


でも、そのまま何もいわないわけにもいかず、
私は思い切って口を開いた。


「あの…校内、案内してほしい?」


しかし、口をついて出たのはそんな言葉で。


可笑しいでしょ私!何でこんな上から目線なわ
け?!