ま、まままままさか、三成様を生で見られるなんてぇっ!

信じられない……。

私は顔が真っ赤になってきた。


「……うむ、顔が赤いな。熱があるのか。大丈夫か?」

すると、三成様は私の額に手を乗せてきた!


ダメっ!限界!

愛、戦闘不能!


「お、おい?大丈夫か?まずいな……、左近!左近はおるか」

「はい、ここに」

「この女、熱がある。急ぎ刑部から薬をもらってこい」

「御意」


私が覚えているのはそんな会話と、バタバタと聞こえる足音だった……。