私は……………………………なぜか、隣の席の……………………

村上藍斗と掃除をすることになった………


はぁー。めんどくさっ。

さっさと終わらせて帰ろう…………と思ったのに…………


ガンッッッッ


は?何この状況……………

私の後ろには、壁。私の前には………………


村上藍斗………………これは、いわゆる、今話題の……壁ドンですか……

って……………はぁぁぁぁぁぁぁあ!?!?!?


なんで私は、村上藍斗に壁ドンされてんだあああああ!!

「何してんの!!あんた!」

「何って…見ればわからない?お前を追い詰めてるの」

「だから、何のためにやってんのよ」

「…………」

黙んなーーー!!!

「黙んないでよ」

「おまえ、気に入った」

「はぁ?なにが?」

「お前は俺を好きになる」

何言ってんの?こいつ。てか、二重人格か……
あんな、王子様みたいだったのに

「はぁ?お前みたいな二重人格は好きにならない」

「ちっ、バレたか。てかお前も二重人格だな」

「わたしが?」

「女の前ではフワフワしてんのによー、俺の前では冷たい態度」

「それは、男が嫌いだから」

「へぇ……なら、その男嫌い俺が直してやる」

「バカなこと言わないでよ………私の過去も知らないくせに……」

「ん?なんか言ったか?」

「何も言ってないわよっ!掃除しないなら私帰る!」

「おい!待てよ!」