「お前、お母さん困らしたらあかんやろ!」 そう言って軽く僕の頭を叩いた。 「痛いよ!」 泣きそうな目で訴えるも、ハルくんは笑って話を続ける。 「プール行きたいんかー。でも太陽には無理やな」 残念やな~とまた頭を撫でられる。 「ごめんね。いつも太陽が迷惑かけて」 「いえいえ」 困ったように謝る母さんにハルくんはニコッと笑った。