当時、由香には彼氏がいた。 何度食事に誘っても、いつも友達を連れて来て、2人きりで会おうとはしなかった。 由香は二股をかけられていた。 そのことを知っているのに別れられないでいることを聞き、俺はもっともっと猛烈にアタックをした。 助けたかった。 相手の男は俺も知っている男で、どう見ても遊び人だった。 俺が誠実かどうかは、さておき、どうしても由香を泥沼から救いたかった。