由香から返事はなかった。 返事の代わりに、由香は涙を流した。 俺のシャツの胸元は、由香の涙で濡れていた。 「俊也・・・私も・・・寂しくて・・・後悔ばかりして・・・」 「由香・・・やり直せるかな、俺達」 俺は、玄関で由香の唇にそっと口付けた。 久しぶりのキスは、涙の味がした。