俺の彼女は、寝室で眠る。 きっと、腕を広げて、広々とダブルベッドで眠っているんだろう。 同じ会社で働く枝松由香、27歳。 出会いは2年ほど前だった。 社員数の多いうちの会社では、顔と名前の一致しない人がほとんどで、由香もその一人だった。 由香には話したことはないが、俺は実は由香を知っていた。 食堂で何度か由香を見かけて、俺は少し目で追っていた。 外見からも想像できる気の強そうな女で、遊んでそうにも見えた。 でも、そこに惹かれた。