それから、何日かが過ぎ、俺はどんどん不安になった。 あれから一度も有希子は姿を現さなかった。 有希子、とか呼んじゃってるけど、実際俺は彼女のことを何も知らない。 遠い存在。 手の届かない人。 そして、もう会えないかも知れない人。 勇気を出し、俺はマンションへ向かった。 何号室かはわからないし、突然行って、もしかしたら彼氏が出てくるかも知れない。 でも、俺にとってこんな恋は初めてだから、どうしてもこの恋を失くしたくなかった。