花の名は、ダリア


ハイ、スっゲェ見られてマス。
緊張すンな。

この沈黙も、緊張すンな。

ウッカリ咳出そう…

口をヘの字に曲げて呼吸を我慢するソージから、やっとダリアが目を逸らす。


「そうね。
時間がかかると、この建物が崩壊して全員埋まっちゃいそうだし。
二人でサっサと終わらせちゃおっか。」


おおぅ。

お許しが出たよ。
緊張も解けたよ。


「私があの丸太を止めるから、その隙にソージがヤっちゃって?」


おおぅ。

ご指示までイタダキマシタ。

って…

おおおおおぅぅ!!!???


「止めるンですか?
あのブンブン丸を?
止められるンですか?」


青ざめたソージは、錯乱気味のカシラが振り回す柱を指差して訊ねた。

その問いに、豊かな胸を自慢げに反らしたダリアが返す。


「平気よ。
アレに出来て、私に出来ないコトなんてないもの。」


ナニソレ?

この人までスマヌ師匠なの?
この人のハグは鯖折りなの?

コエぇよ、クソが。