花の名は、ダリア


うん。
やっぱり、遠い昔に聞いたようなセリフだ。

言ってる口が、逆になってるケド。

あの時のように滑らかなペールブロンドを撫でると、やはりあの時のようにダリアは心地好さげに目を細める。

おまけに、裸の胸にギュっと抱きついてくる。

愛しているよ。
あの時と少しも変わらず。

いや、あの時よりも、もっと。

こりゃやっぱ、あの時みたいに隠れ家で襲っちゃうトコだろ、コレ。

などと、あの時のようにソージのスイッチがONになった時…


「そうだわ。」


不意にダリアが身を離した。


「私、ソージが着るモノを盗ってくるわ。
たぶんドコかに、サムの服があるハズよ。」


「や、待って?
俺、あーゆームッシュな格好はちょっと…」


「んー…
ならとりあえず、あのカーテンをマントにするとか。
赤ずきんちゃんみたいに。
光も遮ってくれそうよ。」


「え?全裸に、金のフサフサがついた真っ赤なマント?
貴方、やっぱり俺を変態にしたいの?」


そんなコト気にする必要ねェよ。
だってそもそも、アレな人じゃん。