花の名は、ダリア


呻く死体。
困り果てるダリア。

そしてサムは…


「くだらない…」


横を向いて小さく吐き捨てた。

ナニが起こったのかと思えば…

拗ねただけかよ。

しかも、そんなくだらないコトで。

彼らが今、生死を分ける重大な局面にあるコトを、教えてやらなければ。

ソレが親切ってモンだ。


「『ノエル』、ソージくん。
ちゃんと聞いてほしい。
君たちは今」


「「黙れ、サム。」」


「あんまりじゃない!?」


ハイ。
サムの親切は、シンクロした二人の声で木っ端微塵。

死体は呻き続け、ダリアは困り続ける。


「じゃ、俺も言うぅぅ…
待遇改善を要求するぅぅ…
俺を貴方の男にしてくれよぉぉぉぉぉ…」


「待遇って…
するコトはしてたワケだから、ソージの場合、今までと変わらないじゃない?」


「違ェだろぉぉ…
モチベが全然違ェだろぉぉ…」


「そーゆーモノなの?
じゃあ… イイわよ?」