でもね?
踏み出さなければ、いつまで経っても道は開けない。
だからソージは、ヨシュアの不安を笑い飛ばす。
「バっカ、オメェ。
相手が次元○介でもねェ限り、懐に入っちまえば銃より刀のほうが速ぇンだよ。」
「まじかよ。」
「あー、まじまじ。
それに、サクっと一人殺って銃を奪っちまえば、右手にサーベル、左手に銃で無双だろが。」
「ナニ?その乱舞。
『○が如く』か。」
「でもまぁ、最強は俺だケドー
得物なくても最強だケドー
おまえは基本、一撃離脱で行け。
コソコソ逃げ隠れしながら、ここぞって時だけキラメいてろ、クソガキ。」
ソージは笑いながら手を伸ばし、ヨシュアの頭をワシワシと乱暴に撫でた。
やめろよー髪が乱れるー、なんつって、ヨシュアが不満顔で上半身を起こす。
乱れるもナニも、元々セットなんてしてねェだろが。
「後で俺がスタイリングしてやるよ。
今夜は久々の再会なンだし、七三分けでキメてけや。」
可笑しそうに肩を揺らしながら、ソージはサラっと言った。
うん。
サラっと言ったよネ?
なんだか重要な一言を。



