執事に愛されお嬢様




息なりカーテンが開くから
私は、数秒目をずっとぱちくり
させていた。



カーテンを開けたのは
当たり前だけど、隣の
男子なんだけども…、




「今藤さんっ。」




その男子は、私を見るなり、
ニカッと笑って名前を呼んだ。




(ずいぶんと、子犬っぽく笑うんだな。)





不覚にも、可愛いと思ってしまった…。





「本当に今藤さんって可愛いね!!

その綺麗な艶々な髪の毛は
手入れとかしてんの?」



「んー、ブラッシングしてるだけ。」



「へぇ。」





(しまった。可愛さのあまり、心
を開きかける所だった…!!)




危ない。危ない。


自分で自分をストップさせる。





「俺ね、桑田 健人(くわだ けんと)
って言うんだ。よろしくねっ!!」



「はぁ…、どうも。」





桑田君のテンションには似合わない
ほど身なりはチャラく、


髪の毛は、明るい茶色で、
両耳にはピアスを。

軟骨にも付いてる。



私から見た右頬には、絆創膏が
1つペタッと付いていた。




「その…絆創膏は…?」



思わず、聞いてしまうと、
それは、捨て猫を撫でていたら
引っ掛かれたとのこと。




(何か、本当に子犬みたいだな…。)





こんな身なりなのに、性格は
純がつくほど。


普通にいい人だな…。
とか思ってみた。





何か、可愛いな…と桑田君を
見ていると、ガッツリ目が
合ってしまい…、




「どうしたの?」



「ううん。何でもない。」





即答で桑田君に返答した。


返答して数秒、急に
私は目が回る感覚がした。