え…。
この人ってエスパーか何かかな…?
まぁ、いいや。
無視しよ。
けど、話しかけてきた男子は
無視されても全く動じず、
どんどん1人で会話を進めていく。
「今藤さんってさ、今藤財閥の
社長令嬢何でしょ?どうしてそんな
金持ちがこの学校にいるの?
どうしてお嬢様学校に行かないの?」
何なの…この男子。
「私がここにいちゃいけないわけ?」
「いや。疑問だったんだよ。
他の奴らも皆疑問に思っててさ」
今藤さんにその事を聞いても
なぜか教えようとしてくれない。
だから、俺が今藤さんから聞けたら
すげーじゃんかって思ってさ。」
「ふーん。そう。」
結局あなたも、他の男子と
変わらない。
でも、ずっと1人ぼっちより
自分の話を聞いてくれる人が
誰でもいいからほしかった。
1人になるのが私は怖かった。
そんな事を考えていると、
私は、自分からあの男子に
話しかけていて、
「ここの高校に入ったのは、本当に
簡単な理由なの。
私は、小さい頃から自分は、今藤財閥の
社長令嬢で、お嬢様と言う自覚があった
だから今藤財閥だからと言うことで
皆、私に気を使っていた。
なぜだか分からないけど、いつしか
私は、男子に囲まれるように
なっていて、それを女子は許さなかった
その時から私は、ずっと友達が
いなかった。
ただ、私は対等でいてほしかった。
特別扱い何てどうでもいい。
皆と仲良く遊びたかっただけなのに。
はっきり言わせてもらうと、私は
自分を囲んでくる男子が苦手なの。
あの頃の嫌な思い出がフラッシュ
バックしておかしくなりそう。
あなたにこんな事言っても意味ないけど。ごめんね、こんな話聞かせちゃって。」
話していくたびに思い出される
嫌なずっと忘れたかった過去。
知らない間に涙が
どんどん溢れていく。
ずっと奥深くにしまい込んでいた
感情が一気に解き放たれたような
変な感覚がした。
何分経ったことだろう。
私が話終わって数分
あの見知らぬ男子が
話し出した。



