執事に愛されお嬢様




保健室にいる間、私はずっと
たっくんの誕生日プレゼントに
ついて考えていた。





「たっくんには、ネクタイが
いいかなぁ~。」



あのちょっとクールな面を
考えて、青色のネクタイが…。



いや、あの色気のある声に容姿、
やっぱり紫かな…。



ん~、でもちょっと熱っぽい
瞳で囁かれたときの、あの甘い感じが、
じゃぁ、赤かな…。




「あー!!もう!!悩む!!」




大きな声を出してしまった
せいで、保健室の先生に
うるさいと注意されてしまった。


何かずっと保健室っていうのも
つまんないなぁ…。


と思っていたら、勢いよく
保健室のドアが何者かによって
開かれた。



ベッドは白いカーテンで
囲まれているから、誰かは
分からないけど、あのシルエットは
きっと男子。



私と同じでサボりだろうな…。



そう思えば、私ってけっこう
悪い子だよね…サボりなんて…。



でも、私のHPがっ…!!
って見苦しい言い訳だな…。



保健室に入ってきた男子は
何やら先生と話してるみたいで。



聞き取ろうと、ベッドから
少し起き上がり、耳をすませば、



「じゃぁ、先生は職員室で仕事
してくるわね。」


「はい。分かりました。」



なーんだ。普通の会話じゃん。




だってさ、よく少女漫画で
先生に恋した男子生徒みたいな
お話ってあるじゃん。


まぁ、現実はそんなんじゃないけど。
そう言うのは出来すぎた話だもんね。




さっきの男子は、私の隣の
ベッドで寝たみたいだった。




(私も、寝ようかな…。)




そう思い、自分の体に
布団を掛けたとき、









「そこにいるの、今藤さんでしょ?」