珍しく私は、いつもより
早く起きた。
朝日に眩しさを感じる
私は、今日はいない。
早く起きたというより、
寝れなかったと言った方
がいいかもしれない。
私は、たっくんの誕生日プレゼント
が決まらなくて、ほぼ、1日中
起きていた。
おかげさまで、授業は
保健室直行だな…。
朝に決めた予定は、
保健室直行、放課後はたっくんの
誕生日プレゼントを買いに
行くこと。
(よし…!!)
決めた予定は、グダグダだけど
保健室直行することで
私のHPは完全復帰し、
放課後に
たっくんの誕生日プレゼントを
買う体力を作れるという
何気にしっかり考えてあるいい
予定だと心の中で自分を褒めた。
身なりを整え部屋のドアを
開けると、壁に寄り掛かっている
たっくんを見つけた。
「あ、たっくんおはよ。」
「ん。はよ。」
少し眠そうなたっくんは
フラフラと私の所へやって来て
人の目を気にせず、私を抱き締めた。
たっくんが私を抱き締めるのには
もう慣れたけど、まだ慣れないこと
って言えば……、
「雪菜…。」
耳元で囁かれる事が
まだ私は慣れていない。
囁かれるたんびに、痛いくらいに
胸がキュンキュンしちゃうんだ。
それくらい、たっくんが
好きって証拠でもあるけど…。
「ていうか、たっくんいつまで
ギューしてんの。
私、学校遅れちゃうよ。」
「雪ちゃん不足。充電中なの。」
新しいたっくん…!!
新発見だ…!!
“充電中”って…。
私、ヤバイかも…。
今、心臓がドキドキし過ぎて…っ!!
たっくんにバレちゃう!!
「雪菜…。ドキドキしただろ?」
「うっ…。」
「図星だな。いいよ、
もっとドキドキしてくれて。」
なんと…!!
これ以上は心臓に悪い…。
たっくんから離れるのは
寂しいけど、学校遅刻の方が
ヤバイから…。
あと、早く保健室直行
しないと私のHPが…!!
と言うことで…、
「た、たっくんっ…!!は、離してっ…!!
ドキドキし過ぎて心臓に悪いから…!!
ギューするのは、私が学校から
帰ってきたらでいいでしょ?」
「そうだな。学校から帰ってきたらな。
キスでも良いけど?」
「…?!」
驚いて、開いた口が塞がらない
私をたっくんは、「嘘じゃねぇよ。
楽しみにしとくからよ。ほら、学校
行くぞ?送ってく。」と私の手を
握って玄関まで連れていかれた。
たっくんと専用車に乗っているときも
頭が沸騰し過ぎて、私はただ
ぼーっとしてしまっていた。



