執事に愛されお嬢様




膝まずくと、男子らの中の1人が
私の手首を後ろで縛った。



(ヤバイ。解放される所じゃない。)



私はすぐに焦りを覚えた。



「雪ちゃん…。本当に
俺らの女になってくれんの?」



そう言って、私の顎を
くいっと持ち上げてそう言った男子ら。




皆、怪しく微笑み
ながら私を見下ろす。



正直怖いと思った。
震えが止まらない。



初めての恐怖。

私に出来ることは、従うだけ。




(私ってば、本当に情けない…。)






「雪ちゃんってさぁ、あの有名な
今藤財閥の社長令嬢なんだろ?

そんなお嬢様が何でこんな
高校にいるわけ?

俺、すんげー疑問だったんだよなー。」





思い出したかのように、話し出した
私の顎を持ち上げてる男子。





「それは…言えない。」




「はぁ?何で言えねぇの?俺らの女だろ?


あー。分かったこうしようか。
雪ちゃんの口から、ちゃんと
“私はあなた達の女です。”っつった
ら話してくれるよなぁ?


言わせるのなんて簡単だぜ?雪ちゃん?」






それが合図だったかのように
他の男子らが私を押さえつけ
制服のブレザーを脱がしていく。





(やだ…やめてっ…)





怖いせいか、声がでない。






「雪ちゃん。暴れると、制服
汚れちゃうし、破れちゃうよ…?」





(つまり“動くな”って事か。)





「そうそう。大人しくしてれば
いいんだよ。


脱がされるのが嫌なら
俺らに言うしかないよね?」






言うしか…ないのかな…。





気が付けば、授業の始まりを
知らせるチャイムが鳴っていた。





男子らの手は私のYシャツの
ボタンにかけられていて。



(もう…言うしかないんだ…。)






言おう。




「私は…、」